トレーニング法2026年8月1日 更新

1RM計算ツール・早見表|最大挙上重量の意味と計算式も解説

1RM(ワンレップマックス)=正しいフォームで1回だけ挙げられる最大の重量は、MAXに挑戦しなくても、いつもの「重量×回数」から計算(推定)できます。下のツールに入力するだけで、推定1RMと目的別のトレーニング重量がすぐわかります。

1RM計算ツール(重量×回数で自動計算)

あなたの推定1RM(Epley式)

70kg

Brzycki式 67.5kg / O'Connor式 67.5kg / 3式平均 68.5kg

%1RM重量の目安目安の回数主な目的
90%63kg4回筋力アップ
85%59.5kg6回筋力〜筋肥大
80%56kg8回筋肥大
75%52.5kg10回筋肥大
70%49kg12回筋肥大〜筋持久力
65%45.5kg15回筋持久力

毎回計算しなくても、筋トレ記録アプリFiTinなら記録するだけで推定1RMを自動計算してグラフ化します。

ベンチプレス・スクワット・デッドリフトなど種目を問わず使えます。1RMの意味や計算式(Epley式・Brzycki式)の解説は、このページの後半にまとめています。

たとえば「ベンチプレス80kgを8回」なら、推定1RMは約101.5kg。そこから「筋肥大なら80kg×8回」「筋力アップなら91kg×4回」のように、今日のメニューの重量まで一気に決められます。

1RM早見表(重量×回数の換算表)

計算ツールを開くまでもないときは、下の早見表がそのまま使えます。左の列で「挙げた重量」、上の行で「挙げた回数」を選び、交差するマスが推定1RMです(Epley式・0.5kg単位)。

重量2回3回4回5回6回7回8回9回10回12回
30kg32333435363738394042
35kg37.538.539.541424344.545.546.549
40kg42.54445.546.54849.550.55253.556
45kg4849.55152.55455.55758.56063
50kg53.55556.558.56061.563.56566.570
55kg58.560.562.564666869.571.573.577
60kg64666870727476788084
65kg69.571.573.576788082.584.586.591
70kg74.57779.581.58486.588.59193.598
75kg8082.58587.59092.59597.5100105
80kg85.58890.593.59698.5101.5104106.5112
85kg90.593.596.599102105107.5110.5113.5119
90kg9699102105108111114117120126
95kg101.5104.5107.5111114117120.5123.5126.5133
100kg106.5110113.5116.5120123.5126.5130133.5140
105kg112115.5119122.5126129.5133136.5140147
110kg117.5121124.5128.5132135.5139.5143146.5154
115kg122.5126.5130.5134138142145.5149.5153.5161
120kg128132136140144148152156160168
125kg133.5137.5141.5146150154158.5162.5166.5175
130kg138.5143147.5151.5156160.5164.5169173.5182
135kg144148.5153157.5162166.5171175.5180189
140kg149.5154158.5163.5168172.5177.5182186.5196
145kg154.5159.5164.5169174179183.5188.5193.5203
150kg160165170175180185190195200210
155kg165.5170.5175.5181186191196.5201.5206.5217
160kg170.5176181.5186.5192197.5202.5208213.5224
165kg176181.5187192.5198203.5209214.5220231
170kg181.5187192.5198.5204209.5215.5221226.5238
175kg186.5192.5198.5204210216221.5227.5233.5245
180kg192198204210216222228234240252

早見表を使うときのポイントは2つです。

  • 精度が高いのは3〜6回の記録:回数が多いほど推定値は高めに出ます。できれば5回前後で限界がくる重量のマスを見ましょう。
  • スクワット・デッドリフトは低回数の列で:下半身種目は高回数が出やすく過大評価になりがちなので、5回以下の記録から読むのがおすすめです。

表にない重量は、冒頭の計算ツールに入力すればその場で計算できます。

ここから先は、1RMの意味・計算式・数値の活かし方を詳しく解説します。

1RM(最大挙上重量)とは

あらためて、1RM(One Repetition Maximum)とは、正しいフォームで1回だけ挙げられる最大の重量のことです。読み方は「ワンアールエム」または「ワンレップマックス」。「MAX重量」とも呼ばれ、その種目における今の自分の純粋な筋力を表す指標になります。

RM(最大反復回数)と「回数」の違い

RMは Repetition Maximum=その重量で挙げられる限界の反復回数 を意味します。たとえば「80kgを6回が限界」なら、それは 80kg=6RM です。

  • 1RM:1回だけ挙げられる最大重量(=最大筋力の指標)
  • 6RM:6回が限界の重量
  • 回数(レップ):実際に挙げた回数

この「RM」という考え方を知っておくと、後で出てくる強度設定(何kgで何回やるか)がぐっと分かりやすくなります。

なぜ1RMを知ると筋トレが変わるのか

1RMは、トレーニング強度を決める「ものさし」 になります。「筋力をつけたいなら1RMの85%以上で低回数」「筋肥大なら67〜80%で8〜12回」というように、目的に応じた重量を1RMから逆算できるからです。感覚だけで重さを選ぶより、狙った刺激を入れやすくなります。

1RMの測定方法:直接法と間接法(推定)

1RMの求め方には、実際に挙げる直接法と、計算で出す間接法(推定1RM)の2つがあります。

バーベルを担いでスクワットするトレーニングの様子

直接法(実際に1回挙げる)

文字どおり、限界まで重量を上げて1回挙上に挑戦する方法です。正確な反面、フォームが崩れやすく、関節や筋肉を痛めるリスクが高いのが難点。補助者なしでの高重量MAX挑戦は特に危険です。

間接法=推定1RM(安全でおすすめ)

間接法は、軽めの重量で複数回挙げた記録から計算式で1RMを推定する方法です。冒頭の計算ツールや早見表は、この間接法をすぐ使える形にしたものです。MAXに挑まなくていいので安全で、毎回のトレーニング記録からそのまま求められるのが大きな利点です。初心者〜中級者には、基本的にこの間接法をおすすめします。

「e1RM」とは?推定1RMの別名

計算で求めた推定1RMは、「e1RM」(estimated 1RM =推定1RM) とも呼ばれます。海外のトレーニングアプリやパワーリフティングの現場では、実際に1回挙げて測る実測1RMと区別するために「e1RM」という表記がよく使われます。e1RMは、この記事で言う推定1RMと同じと考えて問題ありません(以降も「推定1RM」で統一して解説します)。

精度が高いのは「3〜6回」で測ったとき

推定1RMは万能ではありません。反復回数が多くなるほど誤差が大きく(過大評価になりやすく)なります。目安として、3〜6回で限界がくる重量から計算すると実測に近い値が出ます。15回挙げられる重量から逆算すると、現実より高めの1RMが出る点には注意しましょう。

推定1RMの計算式(公式)一覧

計算ツールの中身にあたる計算式も紹介します。代表的な3つを押さえれば十分です(w=挙げた重量、r=挙げた回数)。

計算式公式向いている回数特徴
Epley式1RM = w ×(1 + r ÷ 30)5〜10回最も普及。やや高めに出る
Brzycki式1RM = w × 36 ÷(37 − r)1〜6回低回数で堅実
O'Connor式1RM = w ×(1 + r ÷ 40)全般控えめ(安全側)に出る

計算例:100kgを5回挙げた場合

同じ記録でも、式によって少し結果が変わります。

  • Epley式:100 ×(1 + 5 ÷ 30)≒ 117kg
  • Brzycki式:100 × 36 ÷(37 − 5)= 112.5kg
  • O'Connor式:100 ×(1 + 5 ÷ 40)= 112.5kg

どれが正解ということはありません。迷ったら複数の式で出して平均を取るか、最も普及しているEpley式を基準にすると扱いやすいでしょう。この記事の早見表もEpley式ベースです。

1RM%換算表:トレーニング重量を決める

1RMがわかったら、今度はそこから「目的に合った重量」を逆算できます。下の表は、%1RM(1RMに対する割合)と、その重量で挙げられるおおよその回数の対応です。

%1RM目安の反復回数主な目的
100%1回最大筋力テスト
90%4回筋力アップ
85%6回筋力〜筋肥大
80%8回筋肥大
75%10回筋肥大
70%12回筋肥大〜筋持久力
65%15回筋持久力

目的別の強度設定

  • 筋力アップ:1RMの85%以上 × 1〜6回
  • 筋肥大(バルクアップ):67〜80% × 8〜12回
  • 筋持久力:65%以下 × 15回以上

たとえば1RMが100kgで筋肥大を狙うなら、「75〜80kgで8〜10回」が目安。1RMという基準があるだけで、その日のメニューの重量を迷わず決められるようになります。冒頭の計算ツールは、この逆算まで自動で表示します。

FiTinなら推定1RMが自動でグラフになる

推定1RMは、一度計算して終わりにするより、トレーニングのたびに記録して推移を追うほうがずっと役立ちます。先月より上がっていれば確かな成長の証拠、伸び悩んでいれば停滞のサインに早めに気づけます。とはいえ、毎回計算ツールに入力してノートに転記して……は続きません。伸び悩みは誰にでもある壁です。乗り越えるコツは「筋トレが続かない理由と続けるコツ」でも詳しく解説しています。

筋トレ記録アプリ FiTin(ファイティン) なら、いつもの「重量×回数」を記録するだけで、種目ごとの推定1RMを自動で計算し、グラフで表示します(1RM推定グラフの使い方)。下の画面のように、MAXに挑戦しなくても最大筋力の伸びがひと目でわかります。

FiTinの推定1RM成長グラフ画面

「先月より強くなった」が数字とグラフで見えるから、モチベーションも続きます。自己ベスト(PR)を更新すると自動で記録される機能もあり、伸びた瞬間に気づけます。数字の伸びを仲間と共有すると、さらに続けやすくなります。仲間の見つけ方は「筋トレ仲間が見つかるアプリ・SNSの選び方」を参考にしてください。くわしくは「筋トレのPRとは?自己ベスト・PR更新の意味とRM/1RMの違い」もあわせてどうぞ。

記録のつけ方そのものを知りたい人は「筋トレ記録のつけ方|ノート・アプリでの管理方法とおすすめ」も参考になります。

1RM測定・推定の注意点

  • フォームを崩さない:反動や可動域を狭めて挙げた回数で計算すると、数値が実態とずれます。
  • 体調で上下する前提で扱う:睡眠・疲労・コンディションで1RMは日々変動します。1回の数値に一喜一憂しないこと。
  • 高回数からの推定は過大評価に注意:前述のとおり、できれば3〜6回で限界がくる重量から計算しましょう。
  • 初心者はいきなりMAXに挑まない:フォームが固まるまでは、間接法(推定)で代用するのが安全です。

よくある質問

1RMはなんと読みますか?

「ワンアールエム」と読むのが一般的です。「ワンレップマックス(One Repetition Maximum)」の略で、日本語では「最大挙上重量」と訳されます。

推定1RMはどのくらい正確ですか?

3〜6回で限界がくる重量から計算すれば、実測との誤差は比較的小さくなります。一方、10回を超える重量から逆算すると高めに出やすいため、あくまで「目安」として扱いましょう。

Epley式とBrzycki式、どちらを使えばいいですか?

低回数(1〜6回)ならBrzycki式、5〜10回ならEpley式が目安です。迷う場合は両方で計算して平均を取るか、最も普及しているEpley式に統一すると比較しやすくなります。この記事の計算ツールは3式の結果をまとめて表示します。

e1RMと推定1RMは何が違いますか?

基本的に同じものです。e1RMは「estimated 1RM(推定1RM)」の略で、計算式で求めた1RMを指します。実際に1回挙げて測る「実測1RM」と区別したいときに「e1RM」と表記されるだけで、この記事で解説している推定1RM=e1RMと考えて問題ありません。

1RMはどのくらいの頻度で測り直せばいい?

直接法で実測するなら数週間〜1か月に1回程度で十分です。日々のトレーニングでは、毎回の記録から出る推定1RMの推移を追うほうが安全で手軽です。

初心者がいきなり1回MAXに挑戦してもいい?

おすすめしません。フォームが安定しないうちの高重量MAXはケガのリスクが高いため、まずは推定1RM(間接法)で自分の筋力の目安を把握しましょう。

ベンチプレスやスクワットで計算式は変わりますか?

計算式は種目共通で使えます。ただし下半身種目は高回数が出やすく、推定値が高めに出る傾向があるので、低めの回数で測るのがおすすめです。

まとめ

1RM(最大挙上重量)は、実際にMAXへ挑戦しなくても、いつもの「重量×回数」から推定できます。このページの計算ツールか早見表を使えば、その場で自分の推定1RMがわかり、%換算で目的に合ったトレーニング重量も逆算できます。さらに大切なのは、推定1RMを記録して推移を追うこと。数値の伸びが見えると、筋トレはぐっと続けやすくなります。毎回入力するのが面倒なら、重量×回数を記録するだけで自動で推定1RMをグラフ化してくれる筋トレ記録アプリFiTinを使えば、無理なく成長を可視化できます。

写真: John AranoUnsplash)。アプリ画面はFiTinより。

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